内科と花粉症
内科での花粉症治療
花粉症といえば耳鼻科というイメージがありませんか？
実際に耳鼻科では鼻の詳細な診察ができることから、初めてこの症状が出たときには受診してみるのもおすすめです。
ただ、花粉症の診察は耳鼻科でしかできないわけではありません。
内科でも花粉症の診察や薬の処方をやっています。
特に耳鼻科にこだわらない方は内科での診察も考えてみるといいでしょう。
内科ではどのような診察が行われるのでしょうか？
まずは問診です。
鼻水や鼻づまりといった症状がいつ頃から出たのかといったことのほか、過去のアレルギーの履歴などについても聞かれることが多いです。
このような内容から可能性の高い症状を判断していきますから、なるべく正確に回答してください。
このほか、今出ている鼻水などの症状が別の症状の可能性もありますから、それも含めて診察が行われます。
口を開けた状態で見える範囲の喉の診察のほか、聴診器を使って呼吸音を確認することもあります。
これら診察の上で総合的に判断し、花粉症かどうかが診断されます。
もしその可能性が高いと判断されれば内科でも花粉症の薬を処方してもらえるのです。
処方されるのはアレルギーを抑える飲み薬、鼻水を抑える点鼻薬、目のかゆみを抑える目薬といったものです。
これらを症状に応じて処方されます。
花粉症の受診で内科はおすすめ？
花粉症といえばやはり耳鼻科に行く方が多いですが、内科に行くのはおすすめなのでしょうか？
こちらについても十分におすすめで、状況に応じて利用してみるといいです。
内科を利用すると耳鼻科に比べてスムーズに診察を受けられることが多いです。
耳鼻科は花粉症のシーズンにどうしても患者が多くなり、診察まで待ち時間も長くなりがちです。
内科なら花粉症患者で混みあうといったことも耳鼻科ほど多くはありません。
早く診察を受けやすい点では内科はおすすめとなります。
ただし、内科を利用するときには知っておきたいこともあります。
内科では耳鼻科のように鼻の奥の詳細な診察はできません。
花粉症に近い症状が出る鼻の病気や疾患について、耳鼻科ほど正確には診察が難しいのです。
耳鼻科の場合、鼻の奥の詳細な診察ができるため、その診察も行った上で本当に花粉症の可能性が高いかどうかを判断してもらえます。
万が一別の鼻の病気や疾患だった場合、そちらの診断や治療開始ができるのが耳鼻科のメリットです。
内科を選ぶ場合このような鼻の詳細な診察ができないことは注意が必要ですが、それを特に希望しない方や、とにかく早く一度診察を受けたいときなど、花粉症での内科の受診もおすすめとなります。
